「どうやら、私たちは運命の相手だったようですね」 王太子ヴィンフリートの護衛騎士リアンは、実は女性で伯爵令嬢である。女性は騎士になれないこの国で男として騎士団に入団し、敬愛する王太子の専属護衛騎士にまで成り上がったのだ。だが、ようやく殿下からの信頼も得て騎士としてはこれからという矢先、彼女の手のひらに「運命の紋章」が発現する! 神の祝福を受けた「運命の相手」が出現? 男として生きる彼女はなんとしても隠し通さねばと思ったが、王太子殿下にも同時に全く同じ「運命の紋章」が発現し――。通常は異性間で出るはずの紋章に二人は動揺するが、殿下は思いのほか喜んでいる様子で? 騎士として生きたい男装令嬢×ザ・ピュアな王太子殿下の勘違いじゃなかった恋愛攻防戦!
めちゃめちゃ面白い。王子が初心で素直で、ヒロインが女性にモテてそれに嫉妬したり、護衛騎士が想い人だと気がつかず男に惹かれることに戸惑う王子が可愛い。悪人もおらず安心して読めた。こういう初心なヒーローの作品をまた読みたい。そしてイラストも綺麗!でも、初めてはヒロインが意識のない時に勝手に挿入するのではなくヒロインが女性だと告げて気持ちが通じあってからにしてほしかったな。
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